ソフトバンク・孫正義氏はSNSで「マジか!?」と絶句(写真/Nur Photo)
ただし、同研究で示された「アンドロゲンが多い人は感染しやすい」という結果から、ただちに「薄毛=感染しやすい」との結論が導けるかは疑問も残ると指摘するのは、関西福祉大学教授(渡航医学)で、外務省医務官としてSARS流行下の中国・北京で勤務した経験を持つ勝田吉彰氏だ。
「従来から、薄毛の人はアンドロゲンなどの男性ホルモンの量が多いことが指摘されていたため、研究結果と結びつけて『薄毛の人は感染しやすい』として情報が広まっています。ただし、男性ホルモンでなく、ストレスなどの他の要因で薄毛になっている人もいる。薄毛の人の感染リスクについては、さらなる研究の蓄積が待たれます」
※週刊ポスト2020年9月18・25日号