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2020.09.17 16:00  週刊ポスト

壇蜜 岡本太郎記念館の床に飛び散る絵の具跡に「生々しい」

「アトリエ」彫刻や描きかけの油絵、蔵書など、岡本太郎の息遣いを感じられる空間

 美術史家で明治学院大学教授の山下裕二氏とタレントの壇蜜という、日本美術応援団の2人が、日本の美術館の常設展を巡るシリーズ。今回2人が訪れたのは、岡本太郎記念館だ。

山下:昭和29年に建てられた岡本太郎の住居を公開する岡本太郎記念館は、坂倉準三が建築しただけあって曲線と直線の組み合わせも上下の繋がりも見事ないい建物です。築66年でもまるで古さが感じられない。

壇蜜:空間としても風化を感じさせません。太郎さんはこのアトリエで長い時間を過ごされていたんでしょうね。床に飛び散った絵の具の跡がまた生々しくて。

山下:実際に使っていた画材もそのままありますよ。

壇蜜:ねじが埋まり込んだ筆もあって、きっと使いやすいように手を加えられたのではないかな。筆を使い分けて何層にも色を重ねる作業が目に浮かびます。

山下:壁際の棚一面にずらりと並んでいるのは何百枚もの油絵。完成している作品もありますが、ほとんどが描きかけの絵です。

壇蜜:完成品しか見たことがない一般の人間からすると、これだけの描きかけが並ぶ光景はゾワッとします。

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