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2020.09.29 16:00  週刊ポスト

壇蜜が川崎市岡本太郎美術館を訪問「真にマルチな人」と痛感

1961年岡本太郎作・『愛』(右は女性、左は男性を象った彫刻)

1961年岡本太郎作・『愛』(右は女性、左は男性を象った彫刻)

 美術史家で明治学院大学教授の山下裕二氏とタレントの壇蜜という、日本美術応援団の2人が、日本の美術館の常設展を巡るシリーズ。今回2人は「川崎市岡本太郎美術館」を訪れた。

山下:男女を象った『愛』は向かい合うふたつの像がくっついているような……。

壇蜜:くっついていないような。男女が触れずとも寄り添っています。丸みがあるのが女性、尖っているのが男性ですね。ゆとりある空間に彫刻や絵など岡本太郎作品が充実しています。

山下:太郎の生前に寄贈された主要作品1779点で構成されるのが川崎市岡本太郎美術館です。川崎市は太郎の母・かの子の出身地であり、川崎市市民ミュージアムでかの子、父・一平、太郎の展覧会が順に開かれた縁で市が寄贈を受け、美術館が設立されました。

壇蜜:膨大な寄贈数ですね。

山下:太郎はお金持ちが自宅に飾るような閉じられた作品は芸術ではないという信念を貫き、ほとんど絵を売りませんでした。館内ではテレビで語る生前の映像が見られますが、直接会えない遠くの人へも自分の想いが伝わるからとテレビの創生期から出ていた。絵で商売せず、大阪万博の『太陽の塔』などパブリックアートで生計を立てました。

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