スポーツ

馬券の後悔回避の工夫 焦らないために投入金額を固定する

競馬を楽しく続けるためにはメンタルのケアも

競馬を楽しく続けるためにはメンタルのケアも

 誰もが夢見るものの、なかなか現実にならない夢の馬券生活。調教助手を主人公にした作品もある気鋭の作家で、「JRA重賞年鑑」にも毎年執筆する須藤靖貴氏が、競馬を楽しく続けるためのメンタルの対処法「KK(後悔回避)」の工夫について、具体的な手法を考えた。

 * * *
 レースが終わった日曜日の夕刻、ぐったりとする。2日間、自分なりに全力で闘った疲労感とは少し違う。負けて落ち込むのは当然で、土日プラス収支の場合にも胸がどんよりしている。レースへの期待の大きさと、その結果のギャップにメンタルが上下に揺れ、どこかやるせないのである。

 対処法として、前回はKK(後悔回避)の工夫を考えた。「後悔回避の工夫」だからKKKでもいいけど、京浜急行の略だしKKで。日ノ出町のウインズに足を運んだのはいつのことだったか。そのあとで沿線に住む友人と一杯やるのが楽しかった。

 焦りが後悔を呼ぶ。腰を据えていれば、たとえハズれても後悔は小さい。焦って腰高になっておざなりに決めてしまうから「もうちょっと冷静になっていれば」と顧みることになる。これが12レースも続けば、そりゃぐったりするわな。競馬での決定事項は多く、締め切り時間もあるから、焦らないことがKKの要だ。

 投入金額である。馬の選定と比べておざなりになってはいないだろうか。そのレースにいくら注ぎ込むのか。迷うところをあらかじめ決めておく。たとえば複勝とワイド。「この馬が勝つ!」と定めた馬の複勝1点、そしてそこからのワイド6点流し。複勝1000円、ワイド300円。トータルで2800円。これを上限とする(個人の意見です)。

関連キーワード

関連記事

トピックス

ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
山本アナ
「一石を投じたな…」参政党の“日本人ファースト”に対するTBS・山本恵里伽アナの発言はなぜ炎上したのか【フィフィ氏が指摘】
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン
今年の夏ドラマは嵐のメンバーの主演作が揃っている
《嵐の夏がやってきた!》相葉雅紀、櫻井翔、松本潤の主演ドラマがスタート ラストスパートと言わんばかりに精力的に活動する嵐のメンバーたち、後輩との絡みも積極的に
女性セブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
思い切って日傘を導入したのは成功だった(写真提供/イメージマート)
《関東地方で梅雨明け》日傘&ハンディファンデビューする中年男性たち デパートの日傘売り場では「同い年くらいの男性も何人かいて、お互いに\\\\\\\\\\\\\\\"こいつも買うのか\\\\\\\\\\\\\\\"という雰囲気だった」
NEWSポストセブン
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン