次代のスター候補をトッププロがレッスン
「西郷が中学3年生の時、父親が勝手にアカデミーに応募して合格。自宅が近いこともあって頻繁にジャンボ邸に通うようになった。身長158センチの西郷は平均飛距離240ヤードだったが、ジャンボの教えを受けて年々飛距離を伸ばしている」(前出・担当記者)
今年2月、「ジャンボ尾崎ジュニアレッスン会」が開催された。尾崎建夫、飯合肇、川岸良兼、原英莉花などジャンボ軍団のプロたちが32人のジュニアを指導。このレッスンは門下生のセレクションも兼ねており、合格すると軍団の専用練習場でツアープロを目指す英才教育を受けられる。現在、ジャンボ尾崎アカデミーには40人が在籍し、昨年のプロテストでは前出の西郷真央が合格した。
レッスン会を終えたジャンボに「女子選手の育成」について聞くと、こう話した。
「今の女子プロに勢いがあるのは、やはり取り組む姿勢が違う。男子よりもはるかに前向きだね。ライバル意識をしっかり持ち、“あの子ができるなら私もできる”と頑張る。男子にはそれが欠ける。本当は蹴飛ばしてでも頑張らせたいけれど、今の時代はそうもいかないからね(苦笑)」
昭和・平成の時代に男子ツアーで12度の賞金王に輝いたジャンボは、令和の女子ゴルファーたちにどんな指導をしているのか。その驚きのカリキュラムは10月16日発売の『週刊ポスト』で詳しく紹介する。
取材・文/鵜飼克郎(ジャーナリスト)