「ナイキがスポーツメーカーであるのに対しアクセンチュアなどは、スポーツとは無関係の企業。前者は競技の実績、後者はイメージを重視するという傾向はある。当然、企業トップの考え方も関係してきます。
ナイキ創業者のフィル・ナイト氏はウッズの不倫騒動を『小さな問題にしか過ぎない』と一蹴。2005年のマスターズでボールがカップのふちで一瞬止まり、ナイキのロゴが大写しになってからコロリとカップインした“伝説のチップインバーディ”の宣伝効果など、それまでの実績が考慮された部分もあるだろう。スキャンダル後のスランプ時も、年1000万ドル以上の契約が続いていたという話もある」(同前)
ウッズが昨年のマスターズ優勝で奇跡の復活を遂げた際、彼を支え続けたスポンサーに称賛の声が集まった。ナイキの株価は上昇し、約25億円の宣伝効果があったと言われる。
瀬戸大也にも、“心意気”あるスポンサーが名乗り出るか。
※週刊ポスト2020年10月30日号