芸能

友近が分析する「女性芸人が天下をとれない原因」

友近が活躍する芸人に共通する点を解説

友近が「活躍する芸人」に共通する点を語る

 2000年代以降、様々なキャラクターに扮する一人芝居で活躍し続ける友近。「女性芸人」という枠に縛られないネタの原点を聞いた。

 * * *
 基本的にコントを作るときは「こういう口癖の人いるな」「こういうOLさんや、おっちゃんいるな」みたいな人物を模写しています。

 例えば、女性同士の会話ってどうしても「わかるぅ」みたいな感じで終わってしまうことが多いせいで、あまり生産性がないんですよね。思わず「それで?」ってツッコミたくなることってありません? それをトークのネタにすると少し意地悪な感じになっちゃうので、そんな女性を愛おしいと思いつつ、どこか斜めから見る。ニヤニヤしながら、ちょっと意地悪な目線でキャラコントにすると、マイルドになり、見る人も「そこ笑っていいんだ」と共感の笑いが起きるんですよね。

 私は普段、バッファロー吾郎Aさんをはじめ、中川家の礼二さん、ロバートの秋山(竜次)さんなど、男性芸人さんとお仕事をする機会が多いんですね。共通して言えることは、くだらない、特に必要じゃない知識が頭に入っていることなんです。例えば、「タンスといえば真っ先に何を思い浮かべますか?」と聞かれたら、私は間違いなく演歌歌手の大川栄策さんと答えます(*)。大川さんの特技と言えば、タンスを担ぐことですから(笑い)。Aさんも礼二さんも必ず同じことを言うと思います。

【*家具の有名な産地である福岡県大川市出身で『ザ・ベストテン』などでタンス担ぎを披露した】

 女性でその情報が頭に入っている人って少ないと思うんですよね。だからいけないと言ってるわけじゃないですよ。そんなくだらない会話を楽しんでいると、男性仲間と喋る機会が増え、一緒に仕事するのも自然と男性の方が多くなる。結局、小さい頃から何を見てきたかが大事なんですよね。

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