スポーツ

プロ野球70人コスパランキング(野手編) 1位大田、2位岡本

岡本和真はまだまだお得感

岡本和真はまだまだお得感

 日本のプロ野球でも、昔のようにエース級が毎日投げるような乱暴な起用はなくなり、投手の肩は消耗品という考え方が定着してきた。一方で、野手は一部のベテランを例外とすれば、主力は毎日出場し、できるだけ多くの打席に立ち、たくさんの安打を放つことが一流の証となる。年俸に比してたくさんの安打を打てば、球団経営的にはコストパフォーマンスの良いバッター、打てなければ悪いバッターと評価される。

 もちろん野手には守備や走塁といったバット以外の貢献もあるし、特に捕手の場合はリードが一番大事という考え方もある。が、打撃があまりにも悪ければ出場機会も減ってしまうから、最も基本的な指標としては、やはり「安打のコスパ」は重要だ。プロ野球のデータに関する著書が多いジャーナリストの広尾晃氏に、年俸1億円以上の野手について、1塁打あたりのコスパを算出(10月29日現在)してもらった(下記リンクから投手編もぜひご覧いただきたい)。

捕手で10位に食い込んだ梅野隆太郎も光る

捕手で10位に食い込んだ梅野隆太郎も光る

 1塁打あたりの年俸(すべて推定)が1000万円以上というコスパの悪い選手は、一軍出場がなかったソフトバンクの内川聖一、中日の大野奨太以外にも3人いた。巨人の小林誠司1億円(年俸1億円・1塁打)、同じく巨人の陽岱鋼2000万円(年俸3億円・15塁打)、ソフトバンクのデスパイネ1212.1万円(年俸4億円・33塁打)。小林は2度の骨折で10試合しか出場していないから厳しい数字も当然だが、捕手だということ、公傷だという点を差し引いても、出場した10試合で打率.056、1安打しか打っていないというのは寂しい。巨人は捕手陣が手薄ではあるものの、契約更改では厳しい査定が予想される。

中田翔の208塁打は優秀

中田翔の208塁打は優秀

 この5人に続くのが、阪神で戦力外となった福留孝介764.7万円。さらにバレンティン757.6万円(ソフトバンク)、伊藤光678.5万円(DeNA)、炭谷銀仁朗652.2万円(巨人)、レアード456.9万円(ロッテ)。このあたりも戦力外や減俸が心配だろう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

報道陣の問いかけには無言を貫いた水原被告(時事通信フォト)
《2021年に悪事が集中》水原一平「大谷翔平が大幅昇給したタイミングで“闇堕ち”」の新疑惑 エンゼルス入団当初から狙っていた「相棒のドル箱口座」
NEWSポストセブン
食品偽装が告発された周富輝氏
『料理の鉄人』で名を馳せた中華料理店で10年以上にわたる食品偽装が発覚「蟹の玉子」には鶏卵を使い「うづらの挽肉」は豚肉を代用……元従業員が告発した調理場の実態
NEWSポストセブン
17歳差婚を発表した高橋(左、共同通信)と飯豊(右、本人instagramより)
《17歳差婚の決め手》高橋一生「浪費癖ある母親」「複雑な家庭環境」乗り越え惹かれた飯豊まりえの「自分軸の生き方」
NEWSポストセブン
雅子さまは免許証の更新を続けられてきたという(5月、栃木県。写真/JMPA)
【天皇ご一家のご静養】雅子さま、30年以上前の外務省時代に購入された愛車「カローラII」に天皇陛下と愛子さまを乗せてドライブ 普段は皇居内で管理
女性セブン
大谷翔平の妻・真美子さんの役目とは
《大谷翔平の巨額通帳管理》重大任務が託されるのは真美子夫人か 日本人メジャーリーガーでは“妻が管理”のケースが多数
女性セブン
稽古まわし姿で土俵に上がる宮城野親方(時事通信フォト)
尾車親方の“電撃退職”で“元横綱・白鵬”宮城野親方の早期復帰が浮上 稽古まわし姿で土俵に立ち続けるその心中は
週刊ポスト
殺人未遂の現行犯で逮捕された和久井学容疑者
【新宿タワマン刺殺】ストーカー・和久井学容疑者は 25歳被害女性の「ライブ配信」を監視していたのか
週刊ポスト
東京駅17番ホームで「Zポーズ」で出発を宣言する“百田車掌”。隣のホームには、「目撃すると幸運が訪れる」という「ドクターイエロー」が停車。1か月に3回だけしか走行しないため、貴重な偶然に百田も大興奮!
「エビ反りジャンプをしてきてよかった」ももクロ・百田夏菜子、東海道新幹線の貸切車両『かっぱえびせん号』特別車掌に任命される
女性セブン
店を出て染谷と話し込む山崎
【映画『陰陽師0』打ち上げ】山崎賢人、染谷将太、奈緒らが西麻布の韓国料理店に集結 染谷の妻・菊地凛子も同席
女性セブン
高橋一生と飯豊まりえ
《17歳差ゴールイン》高橋一生、飯豊まりえが結婚 「結婚願望ない」説を乗り越えた“特別な関係”
NEWSポストセブン
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 岸田首相の脱法パーティー追撃スクープほか
「週刊ポスト」本日発売! 岸田首相の脱法パーティー追撃スクープほか
NEWSポストセブン