芸能

ドラマで色付きメガネ増加 二枚目を癖あるキャラに変える効果

玉木の演技が評判の『極主夫道』(公式HPより)

玉木の演技が評判の『極主夫道』。玉木は色付きメガネだ(公式HPより)

 ドラマでは、登場人物のキャラを形作るためにさまざまな小物を身につけるケースがあるが、今、増えているのが色付きメガネをかけたキャラだ。その効果とは? コラムニストのペリー荻野さんが解説する。
 
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 最近、ドラマで色付きメガネをつけた登場人物が目立つ。これまでのドラマでは『西部警察』の渡哲也や『あぶない刑事』の舘ひろし、柴田恭兵の黒サングラスが知られるが、現在は目の表情がほどよく見える薄い色のメガネが多いのだ。

 その代表といえば、『極主夫道』の龍(玉木宏)である。かつて“伝説の極道”と呼ばれた龍は、足を洗って専業主夫となり、家事を極める日々。作る弁当は超かわいく、スイーツも得意。家事が苦手な妻(川口春奈)がぐちゃぐちゃにした毛糸でステキなセーターを編み上げる。だが、外見は昔のままで、全身黒っぽいスーツにエプロン、仕上げは色付きサングラスだ。

 一方、『タリオ 復讐代行の2 人』の黒岩(岡田将生)もしばしば色付きメガネを着用。自分を「しがない詐欺師」と自嘲気味に言う彼は、協調性のないはぐれ弁護士白沢(浜辺美波)とともに、依頼を受けて復讐に乗り出す。
 
 また、『MIU404』の伊吹(綾野剛)の色付きメガネも忘れがたい。警視庁第4機動捜査隊の伊吹は、「俺の勘は当たる」とか「攻めるね、志摩ちゃん」などと調子がよく、クールな相棒の志摩(星野源)から嫌な顔をされるが、犯人逮捕への情熱は人一倍だ。

 色付きメガネ男に共通するのは、一見、チャラいようにみえて、自分流を貫く強さを持つこと。社会性がないように見えて、ここ一番のところで鋭い発言をすること。

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