芸能

ドラマで色付きメガネ増加 二枚目を癖あるキャラに変える効果

玉木の演技が評判の『極主夫道』(公式HPより)

玉木の演技が評判の『極主夫道』。玉木は色付きメガネだ(公式HPより)

 ドラマでは、登場人物のキャラを形作るためにさまざまな小物を身につけるケースがあるが、今、増えているのが色付きメガネをかけたキャラだ。その効果とは? コラムニストのペリー荻野さんが解説する。
 
 * * *
 最近、ドラマで色付きメガネをつけた登場人物が目立つ。これまでのドラマでは『西部警察』の渡哲也や『あぶない刑事』の舘ひろし、柴田恭兵の黒サングラスが知られるが、現在は目の表情がほどよく見える薄い色のメガネが多いのだ。

 その代表といえば、『極主夫道』の龍(玉木宏)である。かつて“伝説の極道”と呼ばれた龍は、足を洗って専業主夫となり、家事を極める日々。作る弁当は超かわいく、スイーツも得意。家事が苦手な妻(川口春奈)がぐちゃぐちゃにした毛糸でステキなセーターを編み上げる。だが、外見は昔のままで、全身黒っぽいスーツにエプロン、仕上げは色付きサングラスだ。

 一方、『タリオ 復讐代行の2 人』の黒岩(岡田将生)もしばしば色付きメガネを着用。自分を「しがない詐欺師」と自嘲気味に言う彼は、協調性のないはぐれ弁護士白沢(浜辺美波)とともに、依頼を受けて復讐に乗り出す。
 
 また、『MIU404』の伊吹(綾野剛)の色付きメガネも忘れがたい。警視庁第4機動捜査隊の伊吹は、「俺の勘は当たる」とか「攻めるね、志摩ちゃん」などと調子がよく、クールな相棒の志摩(星野源)から嫌な顔をされるが、犯人逮捕への情熱は人一倍だ。

 色付きメガネ男に共通するのは、一見、チャラいようにみえて、自分流を貫く強さを持つこと。社会性がないように見えて、ここ一番のところで鋭い発言をすること。

関連記事

トピックス

2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
卓球混合団体W杯決勝・中国-日本/張本智和(ABACA PRESS/時事通信フォト)
《日中関係悪化がスポーツにも波及》中国の会場で大ブーイングを受けた卓球の張本智和選手 中国人選手に一矢報いた“鬼気迫るプレー”はなぜ実現できたのか?臨床心理士がメンタルを分析
NEWSポストセブン
数年前から表舞台に姿を現わさないことが増えた習近平・国家主席(写真/AFLO)
執拗に日本への攻撃を繰り返す中国、裏にあるのは習近平・国家主席の“焦り”か 健康不安説が指摘されるなか囁かれる「台湾有事」前倒し説
週刊ポスト
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
パーキンソン病であることを公表した美川憲一
《美川憲一が車イスから自ら降り立ち…》12月の復帰ステージは完売、「洞不全症候群」「パーキンソン病」で活動休止中も復帰コンサートに懸ける“特別な想い”【ファンは復帰を待望】 
NEWSポストセブン
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン
海外セレブも愛用するアスレジャースタイル(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
「誰もが持っているものだから恥ずかしいとか思いません」日本の学生にも普及する“カタチが丸わかり”なアスレジャー オフィスでは? マナー講師が注意喚起「職種やTPOに合わせて」
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン