フレディママからのメッセージ「Thank you. You love Freddie’s music(フレディの音楽を愛してくれてありがとう)」が直筆で綴られている
フレディのサイン入りレコード『バルセロナ(Barcelona)』
2004年5月に海外のオークションサイトで落札しました。フレディはエイズによって45才で亡くなりましたが、死後、彼にまつわるお宝が数々出てきています。
このレコードの出品者はフレディの最後の恋人ジム・ハットン(享年60)。彼は美容師で、晩年のフレディを支えた人物です。ジムの事情により、彼が所有するクイーンアイテムが数点、オークションに出されたことがファンの間で話題になっていたので、私も即チェックしました。
最初は半信半疑でしたが、出品はすごいものばかり。これは本物だと確信し、フレディと彼と共演の歌手モンセラート・カバリェ(享年85)のサインが入ったレコード『バルセロナ(Barcelona)』を落札しました。ジムとはメールでやりとりしましたが、商品はきちんと梱包して送ってくれました。状態もすごくよかったです。
商品が届いた後も、メールで何度かやりとりしたのですが、ジムはすごく優しい人物で、私が所有する彼の著作物にサインしてほしいとお願いしたら、「喜んで!」と応じてくれました。これも宝物の1つです。
フレディママからのクリスマスカード
2006年9月、フレディの生誕60周年パーティーがスイスのモントルーのパーティー会場で開かれ、日本からもツアーが組まれ、20人ほどで参加しました。
現地会場には、マネジャーやプロデューサーなどの関係者とともにフレディのママ、ジャー・バルサラ(享年94)と妹のカシミラ(68才)も来ていました。
偶然、会場近くのレストランでママたちと一緒になり、レストランからイベントがあった会場まで一緒に歩いたのはいい思い出です。
幸運にも、ママに手紙を読んでもらえる機会がありました。クイーンとフレディの音楽を私がどれほど愛しているかをものすごく簡単な英語で書いた手紙で伝え、そこに自分の住所を記したのですが、まさか読んでくれるとは。
あわよくば、返事がもらえるのでは……、ぐらいにしか思っていなかったのですが、その2か月後の11月に、ママからクリスマスカードが届いたのです。私の住所を手紙に添え書きしてあったものの、まさか直筆の返事をもらえるとは! 感激しきりでした。