「備わった才能の量に個人差があるのだと考えられます。多い人はいわゆる天才で、中程度の人は努力でカバーして秀才になり、少ない人は成長するための難易度が高い。また、才能の種類も人によって異なります。瞬時の判断を求められるタイプに特化した才能もあれば、将棋のように熟考するのが得意な場合もある。両方を兼ね備えた人も中にはいるかもしれませんが、それは人によります。これがいわゆる『個性』となって現れてくるのだと思います」
◆取材・文/すいのこ
【プロフィール】すいのこ/1990年、鹿児島県生まれ。プロゲーマー。本名・桑元康平。鹿児島大学大学院で焼酎製造学を専攻。卒業後、大手焼酎メーカー勤務を経て2019年5月より、eスポーツのイベント運営等を行うウェルプレイド株式会社のスポンサードを受け「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズのプロ選手として活動開始。近著に『eスポーツ選手はなぜ勉強ができるのか』。