芸能

劉備を演じる大泉洋、「役を自らに引きつける」演技の強み

(時事通信フォト)

映画『新解釈・三國志』 は大泉洋ありきの企画だという(時事通信フォト)

 12月11日公開の映画『新解釈・三國志』で主演を務める俳優の大泉洋。これまでコメディからシリアスな役柄まで様々な演技を披露してきた大泉だが、今作ではどんな魅力を発揮してくれるのだろうか。

『新解釈・三國志』で監督を務めるのは、『ヲタクに恋は難しい』(2020年公開)や『今日から俺は!!劇場版』(同)といったコメディタッチの映画で話題を呼んできた奇才・福田雄一。約1800年前の中国、魏・呉・蜀の三国が争う波乱の時代を舞台にした三国志を、“新解釈”で斬新なエンタテインメントとして描き出す。

 大泉は主人公で蜀の英雄・劉備役を演じる。共演者には、福田監督作品ではお馴染みの俳優・ムロツヨシが蜀の天才軍師・諸葛孔明役を、同じく俳優の佐藤二朗が暴君・董卓役を熱演。他にも人気俳優の小栗旬や山田孝之から若手の岡田健史や橋本環奈まで、多数の豪華キャストが出演する。

 同映画について福田監督は、大泉が地元・北海道で芸能活動を始めたばかりの頃から出演していたバラエティ番組『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)を引き合いに出しながら、「『水曜どうでしょう』のノリの大泉洋さんが、劉備玄徳をやるっていうのが僕の今回の一番のコンセプト」とコメントを寄せている。

 つまり、大泉がバラエティ番組で醸し出す“ノリ”ありきの映画なのである。そんなキャラクターを前面に打ち出すかのように、11月27日には「劉Tube」と題して大泉が劉備役を演じながらYouTuberとしてもデビューを飾り、脱力感あふれるトークが話題を呼んだ。

『新解釈・三國志』の監督がコンセプトにも掲げた「大泉洋」の魅力とは何か。映画ライターのSYO氏は、役者を二種類のタイプに分類しながら次のように解説する。

関連記事

トピックス

愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
イメージカット
「有名人なりすまし広告」の類に“騙されやすい度”をチェックしてみよう
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン