「怖い!」などと、芸人に聞こえる音量で声を出す客
「コント中、わざと芸人に聞こえるような声で『きしょ!』『きゃー!』『怖い~!』などと声を出して叫ぶ女性ファン。シュールなコント中など、こちらが集中してネタを見たいのに、わざと劇場中に響くような声で『怖い!』などと叫ぶので、一気にコントの空気が壊れるときがある。多分、芸人に注目してもらいたいんだと思う。そういう客が前方の席にいると、芸人さんが不憫です」(30代・男性)
審査員顔でネタについて採点しているファン
「M-1の予選によくいるファン。一切笑わず、腕を組んでネタ見ているかと思いきや、ネタが終わった瞬間にノートに速記しはじめる。ネタの感想を書いている人や、点数を書いている人もいる。1人や2人ではなく、年々そういった『審査する側』という姿勢でお笑いを見に行く人が増えている気がする。
今年のM-1の準決勝前にも、『純粋に笑ってくださいね! みなさんが緊張して審査員になる必要はないですよ』と注意喚起されていました。この間は、よしもとの劇場公演でも採点しているファンがいました。ノートを取るためにガサガサ動いたりするので、横にいられるとかなり迷惑です」(30代・男性)
周囲の迷惑を無視するワーキャー系ファン
「芸人さんを応援したいという気持ちは否定しませんが、芸人が出てきた瞬間に友達と一緒に『キャー!』『やばい!カワイイ!』などと叫ぶファンが苦手です。その声が大きくて、漫才のセリフが頭に入ってこなかったこともある。また開演ギリギリまで芸人のグッズを並べて写真撮影したり、ステージの写真を撮りまくる女子もいる。インスタにアップしているのか分からないですが、ネタが始まってもなおスマホをいじっている人もいる。すごく迷惑です」(30代・女性)
お笑いライブでマナーの悪い客は、周囲のファンに迷惑をかけるだけでなく、ネタを披露する芸人にも迷惑をかけることになる。またコロナ禍においては、客の声出しにはより一層、注意したいところだ。