「中継ぎ陣の補強はオフに限らず、シーズンに入ってからも探ることになるはず。今年のチーム最多登板は鍵谷の46、2番目が高梨の44です。移籍してきた選手はなりふり構わず、与えられた場所で必死に花を咲かせようとする。トレードがあると、周りの選手の尻にも火がつく。一石二鳥のプラス効果があります。ただ、補強だけに頼らず、戸郷や今村、畠、もしくは他の若手投手のうち、誰かが毎試合のように7回以上を計算できる投手になることが最も望ましい。そうでないと、来年の巨人は3連覇に黄色信号が灯る。少なくとも、今年のような独走は難しいでしょう」
来季、実質2年目の戸郷がさらなる飛躍を遂げるのか。それとも、毎年期待されながら、開花しきれない同い年である今村、畠が27歳の年に進化を見せるのか。いくらFAなどで補強しても、若手先発陣の成長なくして、巨人の3連覇は盤石とは言えなそうだ。