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2020.12.15 16:00 週刊ポスト
東京・大阪「強い地盤」ランキング 湾岸エリアは軒並み下位

東京・大阪で地盤が強い地域はどこ?(時事通信フォト)
全国各地の地盤の“診断結果”を知ることができるネット上のサービス「地盤カルテ」が、注目を集めている。パソコンやスマートフォンで「地盤カルテ」にアクセスし、調べたい住所を入力するだけで、その土地の災害リスクが100点満点で何点かスコアが示される仕組みだ。
地盤カルテを提供する「地盤ネットホールディングス株式会社」の山本強社長が説明する。
「このスコアは【A】地盤改良比率(補強工事の度合い)、【B】浸水リスク、【C】地震による揺れやすさ、【D】土砂災害リスク、【E】液状化リスクの5指標を総合評価して算出しています。改良工事比率などの独自データに加え、全国各自治体のハザードマップや国土地理院が作成したリスク区分などをもとに弾き出しているので、極めて信頼性が高いと自負しています」
別掲の表は、東京都と大阪府の市区町村ごとの平均スコアをランキング形式に並べたものだ。それぞれ地盤リスクの内容は細かな番地ごとに異なるが、東京、大阪ともにトップと最下位では倍近くの差が生じている。
東京で上位を占めたのは、1位の国分寺市(86.68)や2位の瑞穂町(同86.33)、3位の小平市(86.05)など東京西部だ。23区内の1位は練馬区で、平均スコアは80.59だった。
「上位はいずれも起伏の少ない武蔵野台地エリアです。国分寺市には国分寺崖線を境に武蔵野台地と立川台地があり、市内の大部分が平坦で安定している」(同前)
一方、人気のタワマンひしめく豊洲エリアを擁する江東区(43.82)などの湾岸エリアは軒並み下位に沈んだ。
「湾岸エリアのように昔、海だった場所は人工地盤上の低地にあり、概して地盤が弱い」(同前)
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