15年間にわたり社長を務めてきた宮嶋宏幸氏から子会社のコジマ会長兼社長の木村一義氏に
有事の時こそ会社を強くすると、自らを奮い立たせたという。元銀行員で作家の江上剛氏はこう語る。
「コロナ禍で新社長に就任する人のプレッシャーや責任は想像以上です。数字上の打撃に加えて、今までの戦略が通用しない場面も出てくる。人々の働き方も生活スタイルも全部変わり、企業経営においてもグローバル展開に活路を見出すのがベストとは言えなくなった。
こんな時代に社長になった以上、収益や株価を上げることだけが企業の価値ではなく、“自分の会社が社会に必要不可欠化かどうか”ということを自分たちに問いかけることも求められています」
トップだけでなく、企業の価値が試されている。
※週刊ポスト2020年12月25日号