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2020.12.26 16:00  NEWSポストセブン

有馬記念 過去20年のデータから見えてきた「意外な傾向」

中山競馬場のスタンド

中山競馬場のスタンド

 いよいよ年末の総決算、競馬が最も盛り上がるレースがやってきた。競馬ライターの東田和美氏が考察した。

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 有馬記念の週は月曜日から各スポーツ紙が出走馬の有利なデータや陣営の意気込み、さらにここに至るまでのドラマなどを掲載、どれもそれなりに説得力があって飽きないが、ここでは原点に戻って過去20年のデータをいくつか紐解いてみる。

 1番人気馬は10勝で、そのうち5頭は単勝オッズが2倍以内の大本命だが、今年は、人気が分かれそう。JCでは三冠馬3頭が2.2倍、2.8倍、3.7倍で4番人気は17倍、8番人気から100倍超だったが、そこまでは離れまい。3倍以上ついた1番人気馬はここ20年どころか、平成以降勝っていないことを覚えておきたい。

 勝ち馬20頭の前走を見るとジャパンカップ(JC)が9頭で最多、2番手は菊花賞組で5頭。この14頭の前走は7勝2着2着1回3着4回4着2回。つまり悪くても4着以内だ。JC組9頭のうち7頭は天皇賞(秋)を使っている。

 ちなみにJCからは2着馬が7頭、3着馬も10頭、うち5頭は二桁着順だった。菊花賞からは2、3着馬が3頭ずつ6頭でうち3頭が菊花賞馬。2014年のトゥザワールドは11着だったが菊花賞では2番人気に推されていた。

 2007年~2009年は天皇賞(秋)の敗戦から直行した馬が勝っている。マツリダゴッホなどはJCを回避した効果が出ていたのだろう。

 2015年のゴールドアクターはアルゼンチン共和国杯からの出走。このレースの1着馬は計12頭が有馬記念に出走している(うち4頭はJC経由)が、馬券圏内に入ったのはゴールドアクターだけ。

 2013年のオルフェーヴルは凱旋門賞2着、昨年のリスグラシューはオーストラリアのコックスプレート1着。

 一方、ステイヤーズステークスの1着馬は、中2週で9頭が挑んできているが、最高は4着(2頭)で、5頭は二桁着順に終わっている。

 今年はエリザベス女王杯の上位3頭が揃って駒を進めてきているが、エリザベス女王杯の1~3着馬は、有馬記念に14頭が出走しているが1頭も勝てていない。2007年ダイワスカーレットと2009年ブエナビスタが2着。2017年の2着馬クイーンズリングはエリザベス女王杯7着からの巻き返しだった。

 ジャパンカップは2000年以降牝馬が6勝だが、有馬記念では3勝。

 出走馬も決して多くなく、牝馬が1頭も出走しなかったレースが5回もある。のべ301頭が出走し、うち牝馬は38頭。昨年はもっとも多い5頭(2014年と同じ)が出走してリスグラシューが1着だったが大本命アーモンドアイは9着。大逃げを打って14着だったアエロリットは前走天皇賞(秋)で3着。15着のスカーレットカラーは前々走の府中牝馬Sで重賞初勝利。最下位クロコスミアは前走のエリザベス女王杯ではラッキーライラックの2着、春はヴィクトリアマイルで3着と、それぞれ実績はあった。暑さには強いといわれる牝馬だが、12月の寒さはプラスにはならないのか。

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