芸能

1.2『逃げ恥』 新垣結衣の「野木脚本への深い理解」に期待

注目が集まる『逃げるは恥だが役に立つ』のスペシャル(公式HPより)

新春スペシャルで帰ってくる(番組公式HPより)

 コロナ禍の再放送が話題だった人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の続編が、新春スペシャルとして4年ぶりに放送される(1月2日夜9時〜)。かつて社会現象と呼べるほどブームを巻き起こした話題作の新作は、多くのファンが楽しみにしている。

 2016年に放送されて話題を呼んだ『逃げ恥』。新垣結衣が演じる主人公・森山みくりが“契約結婚”という形で奥手の独身男性・津崎平匡(星野源)と共同生活する、ユニークな恋模様を描いた物語だ。テーマの斬新さもさることながら、新垣や星野をはじめとした出演者たちの演技にも注目が集まった。

 本編と同様に、星野によるドラマ主題歌「恋」にあわせて出演者たちが踊る“恋ダンス”も話題となった。「恋」のMVでも披露されている振付家・MIKIKOによる振り付けのダンスだが、星野の手掛けた歌詞を元に作られていて、ドラマのエンディングでも踊ることを想定して考えられたという。新垣はじめ5人のドラマ出演者たちが、エンディング映像で踊ったことで“恋ダンス”は注目を集め、ファンの“踊ってみた動画”も続出した。

 そんな『逃げ恥』の続編である。脚本を手がけるのは以前と同じく野木亜紀子。2020年には星野が出演したヒットドラマ『MIU404』(TBS系)の脚本も手がけており、社会問題をスムーズにドラマへと落とし込む手腕は各方面から称賛されている。新作の『逃げ恥』も見応えのある物語になりそうだ。

 ドラマに詳しいライターの西森路代氏は、新作『逃げ恥』にこう期待を寄せる。

「『逃げ恥』は、2016年の連ドラのときから“ムズキュン”と呼ばれるラブコメの楽しさもたくさん詰まっているのに、恋愛から結婚に至る際に、男女の役割分業などが旧態依然としたままでは、現代の働き方や生き方にフィットしないから、どうしていこうかということもうまくミックスして描かれていました。

 そのことで、ラブコメが好きな人にも、社会性のあるものを期待している人にも楽しめるようになっていました。今回は、みくりが妊娠するという展開があるそうで、そのことにより、更に、現代の夫婦間にあるリアルな問題に切り込んでくれるでしょう。そこが一番の楽しみです」

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
麻辣湯を中心とした中国発の飲食チェーン『楊國福』で撮影された動画が物議を醸している(HP/Instagramより)
〈まさかスープに入れてないよね、、、〉人気の麻辣湯店『楊國福』で「厨房の床で牛骨叩き割り」動画が拡散、店舗オーナーが語った実情「当日、料理長がいなくて」
NEWSポストセブン
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
50歳で「アンパンマン」を描き始めたやなせたかし氏(時事通信フォト)
《巨大なアンパンマン経済圏》累計市場規模は約6.6兆円…! スパイダーマンやバットマンより稼ぎ出す背景に「ミュージアム」の存在
NEWSポストセブン
保護者を裏切った森山勇二容疑者
盗撮逮捕教師“リーダー格”森山勇二容疑者在籍の小学校は名古屋市内で有数の「性教育推進校」だった 外部の団体に委託して『思春期セミナー』を開催
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
NEWSポストセブン