さらに西森氏は、主演の新垣や星野が、この4年間に野木作品で活躍してきた点にも注目する。

「2016年の連ドラに新垣結衣さん、星野源さんが出演して以降も、ふたりは野木亜紀子さんの作品に出演しています。新垣さんはそれ以前にも出演がありましたが、2018年の『獣になれない私たち』に、星野さんは今年のドラマ『MIU404』や映画『罪の声』に。

 野木さんは、今、日本でもっとも作家性のある脚本家のひとりです。その作風はさまざまですが、その中にあるテーマを、出演の二人も深く理解しながら演技をしているのではないでしょうか。そして、ふたりがいろんな作品を経て、また、みくりと平匡というキャラクターに戻ってくるというのがうれしいですね。今回も、息の合ったみくりと平匡という二人のかけあいのシーンにクスっとしたりホロっとしたりできることを今から期待しています」(西森氏)

 ラブコメでありつつ社会問題も取り入れた『逃げ恥』。コロナ禍の正月、たとえ外出を控えたとしても、ドラマを見ることで様々な思いを巡らすことはできそうだ。

◆取材・文/細田成嗣(HEW)

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