芸能

松重豊、自らの音楽番組を語る「ニッチな音楽を届けたい」

(本人提供写真)

自身のラジオ番組を「絶対的少数派の砦」と評する松重豊氏(本人提供写真)

 長年主演を務める『孤独のグルメ』シリーズ(テレビ東京系)のほか、多数の映画やドラマに出演する“名バイプレイヤー”として知られる松重豊(57)。そんな彼がディープな音楽通でもあることはあまり知られていない。

 2016年、松重が初のラジオDJを務めるレギュラー番組として、『深夜の音楽食堂』(FMヨコハマ、毎週火曜深夜0時半〜)が放送スタートした。初回のゲストとして出演したのはミュージシャンの甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)。というのも、同い年の二人は若い頃に偶然にも同じ中華料理屋でバイトしていた仲で、長年の付き合いなのだ。

 その後も松重のラジオには著名な俳優や女優などが出演する一方、坂本龍一、U-zhaan、国府達矢、PANTA(頭脳警察)、七尾旅人、ものんくる(現・モノンクル)、中村佳穂など、ここには挙げきれないほど多種多様なミュージシャンがゲストとして出演してきている。

 音楽好きの俳優は他にも数多くいるだろうが、松重の『深夜の音楽食堂』は、有名無名を問わず今最もホットで面白い音楽を取り上げ続けてきている。この番組を聴くだけで最新の音楽にも出会うことができ、すなわち貴重な情報発信地となっているのだ。

 なぜこんなにもディープな音楽ラジオ番組がスタートしたのだろうか。松重豊氏本人に話を聞いた。

「歌が下手で楽器も弾けない僕にとって、俳優という職業は仕方無く選んだ結果だという思いがずっとありました。音楽を聴くのが大好きでも、趣味の合う友人がいたためしがないので、自分の嗜好は他人と違うのだと思い込んでいました。

 そんな僕でも、マニアックなお客様が地道に支持をしてくれたおかげで、あるテレビ番組が特殊な長寿ドラマに成長しました。とはいえゴールデンの10%超の視聴率を課せられたものとは違い、3〜4%でもよしとされる深夜枠ゆえの快挙です」(松重氏)

関連記事

トピックス

慶應義塾アメフト部(インスタグラムより)
《またも未成年飲酒発覚》慶大アメフト部、声明発表前に行われた“緊急ミーティング”の概要「個人の問題」「発表するつもりはない」方針から一転
NEWSポストセブン
物件所有者が貸し出しを止めるケースもある
《事故物件のリアル》「変色した血痕、体毛の塊…犬たちが死に物狂いで争った痕跡」ブリーダーの部屋で起きた“凄惨すぎる事件”
NEWSポストセブン
引退後の生活を語っていた中居正広
【全文公開】中居正広、15年支えた恋人との“引退後の生活” 地元藤沢では「中居が湘南エリアのマンションの一室を購入した」との話も浮上
女性セブン
性的パーティーを主催していたと見られるコムズ被告(Getty Images)
《裸でビリヤード台の上に乗せられ、両腕を後ろで縛られ…》“ディディ事件”の被害女性が勇気の告発、おぞましい暴行の一部始終「あまりの激しさにテーブルの上で吐き出して…」
NEWSポストセブン
2名の未成年飲酒が確認された慶應義塾アメフト部(時事通信/インスタグラムより)
《2年足らずで再度発覚》慶應アメフト部員、未成年飲酒で複数名が処分 同部が声明「厳正に対処いたします」
NEWSポストセブン
親方としてのキャリアをスタートさせた照ノ富士(写真・時事通信フォト)
【25億円プロジェクト】照ノ富士親方の伊勢ヶ濱部屋継承 相撲部屋建設予定地の地主が明かした「6階建てお洒落建物」構想
NEWSポストセブン
取材に応じる鈴木宗男氏
兵庫県知事選ほか「暴走SNS」と政治はどう向き合うか 鈴木宗男氏が語る「批判の集中砲火を浴びても生き抜くのに必要なこと」、ホテル避難時に “妻の深刻な心配”を実感
NEWSポストセブン
水原被告がついた「取り返しのつかない嘘」とは
水原一平被告がついた「取り返しのつかない嘘」に検察官が激怒 嘘の影響で“不名誉な大谷翔平コラ画像”が20ドルで販売
NEWSポストセブン
折田氏が捜査に対し十分な対応をしなかったため、県警と神戸地検は”強制捜査”に踏み切った
《「merchu」に強制捜査》注目される斎藤元彦知事との“大きな乖離”と、折田楓社長(33) の“SNS運用プロ” の実績 5年連続コンペ勝ち抜き、約1305万円で単独落札も
NEWSポストセブン
ギリギリな服装で話題のビアンカ・センソリ(インスタグラムより)
《露出強要説が浮上》カニエ・ウェストの17歳年下妻がまとった“透けドレス”は「夫の命令」か「本人の意思」か
NEWSポストセブン
四川省成都市のPR動画に女性社長役で出演した福原愛(写真/AFLO)
福原愛が中国で“女優デビュー”、四川省の“市のPR動画”に出演 バッチリメイクでハイヒールを履きこなす女社長を“快演”、自虐的な演出も
女性セブン
車に乗り込む織田裕二(2025年1月)
《フジテレビ騒動の影響》織田裕二主演映画『踊る捜査線 N.E.W.』、主要キャストに出演を打診できないままピンチの状態 深津絵里の出演はあるのか
女性セブン