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56年続く“駅弁甲子園” 開催にこぎつけたスタッフたちの奮闘

「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」の開催にあたり、様々な工夫が

「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」の開催にあたり、様々な工夫が

 駅弁の甲子園と呼ばれる京王百貨店新宿店「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」は2021年で56年続いているが、今年は様々なコロナ感染防止対策を講じての開催となった(1月20日まで)。同店食品催事売場の統括マネージャー、堀江英喜氏が説明する。

「百貨店の本来の使命は多くのお客様に来ていただくことですが、コロナ禍ではお客様を集め過ぎてはダメという命題があります。混雑を避けるため、初めて3会場に分散し、ウェブでの駅弁の事前予約・決済をはじめ、冷凍駅弁のネット販売も新たに始めました」

 通路に人が溢れる前回大会の売上高は約6億円と、百貨店の物産展では最大規模。7階の大催場のほか、ブース出展のない「輸送駅弁コーナー」を5階特設会場に置き、中地階にも会場が設けられた。

 また専用サイトで事前予約・決済をした駅弁は指定日時に5階「お渡し場」で受け取り。それでも混雑が危惧された7階大催場については、入退場口を分けてセンサーで入場人数を把握し、混雑時は整理券を配布して入場制限を行なっている。

 開幕当日夕方に緊急事態宣言が1都3県に発令され、翌日から営業時間を当面、夜7時までに短縮して対応している。帰省や旅行の自粛を余儀なくされる中での大会は、故郷の味や旅情を楽しめる駅弁を家でゆっくり味わってほしいとの思いで開催されている。

撮影/藤岡雅樹

※週刊ポスト2021年1月29日号

密を避けて客が並んだ今大会初日

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