リモートワーク着は「しまむらで十分」
度重なるコロナ自粛によって、オフィスのリモートワーク化が進みました。完全にリモートのみで仕事ができる職種は限られますが、コロナ収束後も、それ以前と比べると例えば週に2日とか月に何日かリモートワークをすることは社会的にもやりやすい環境になるでしょう。
そうなると、これまでのような「着飾るための外着」の必要性は低くなります。リモート画面越しの仕事ならば素材感や縫製も関係なく、寝間着には見えない程度の安いホームウェアで十分です。つまり、ホームウェアの品揃えが多いしまむらの服でも需要が高まることになるのではないでしょうか。
コロナ禍で苦境に転じたアパレル企業が多い中、2019年末まで苦戦を続けていたしまむらが復活できた理由をまとめると、
(1)低価格商品の再評価
(2)郊外・地方がメインの店舗立地
(3)肌着・靴下・寝間着・トレーニングウェアなど実用品需要
という3つの要因に加えて、「在宅勤務用の安いホームウェア需要の増加」が挙げられるのではないかと考えられます。