毎日、忙しい医療従事者はどんな食事をとっているのだろうか。ロナロナクリニック院長で美容皮膚科医の三輪菜つ美先生が、簡単に作れて元気が出る鍋料理と、そのポイントを紹介してくれた。
「自分のクリニックと産業医の仕事をかけ持ちしているので、休みはほぼありません。三食しっかり食べるため、朝と夜は自炊しています。忙しい日々でも簡単に作れるので、豆乳鍋は私の定番メニューです。
食物繊維が豊富な白菜、免疫細胞を活性化するβグルカンを含むキノコ類とニンジンを鍋へ。疲労回復力を高めるビタミンB1が豊富な豚肉も欠かせません。
味付けは豆乳と相性のよい鶏出汁。スープはすぐ蒸発するので注ぎ足し用の豆乳と出汁を用意。豆乳は腸内環境を整え、貧血予防となる鉄分も多く含みます
つけだれは体内の水分量を一定に保つナトリウムを多く含んだポン酢も合いますが、高い抗酸化作用を持つゴマだれも相性抜群です」
【プロフィール】
三輪菜つ美(みわ・なつみ)/1988年、東京都生まれ。2020年7月、ロナロナクリニックを開院。
撮影/高橋定敬
※週刊ポスト2021年2月12日号