新井さんは、10日間を1クールとして月1回、多い時で2回のペースで舞台に立つ。それ以外で週3~4日ほど書店に出勤している。
「実は舞台の合間に執筆することもあるから、劇場と書店と執筆の三足のわらじですね(笑い)。それぞれやりがいが違うから楽しいです。今が一番、人生充実しています」
書店員としては、直木賞と芥川賞発表と同時に自身の名前を冠した“新井賞”を発表。時にその本家受賞作より売れることもある。
「やはり推薦本が売れることが一番のやりがいですね」
【プロフィール】
新井見枝香(あらい・みえか)/1980年、東京都出身。三省堂書店にアルバイト入社し契約社員に。ストリップは2月21~28日に東京・台東区の劇場「シアター上野」に出演予定。
撮影/藤岡雅樹 取材・文/河合桃子
※週刊ポスト2021年2月12日号