中国政府は劉氏がノーベル平和賞を受賞した際、ノルウェー政府と事実上、断交し、通商や人的交流を停止するなど、激しく反発した。その後、両国関係は正常化したが、昨年、香港の民主化運動指導者が平和賞にノミネートされると、王毅中国外相が同年8月、ノルウェーを訪問。王氏は記者会見で、「一つだけ言う。過去と今日、そして未来において、どのような人物であれ、ノーベル平和賞を利用して中国の内政に干渉しようとする試みを断固として拒否する。中国は、この原則を確固として堅持している」と主張し、香港の民主化運動指導者の平和賞へのノミネートを強く批判した。
このようなことから、ネット上では「政治的に、ノルウェーは中国の圧力に屈するのではないか。それをはねのけて、香港の民主化運動に賞が贈られれば立派だが、ノルウェーも国際的に波風は立てたくないのではないか」などとの見方も出ている。