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吉永小百合から「たばこはやめて」

 西田は福島の中学校を卒業後、役者を志して単身上京。演劇スクールの夜間部を経て、1967年に『渥美清の泣いてたまるか』(TBS系)でドラマデビューした。1978年の『西遊記』、1980年の『池中玄太80キロ』(ともに日本テレビ系)で注目を集め、1988年から始まった映画『釣りバカ日誌』シリーズで国民的俳優に仲間入りした。

 以降、役者としての地位を不動のものにする一方、度重なる病に悩まされた。2001年、脊髄が圧迫され、四肢に痛みやしびれが生じる頸椎症性脊髄症の手術を受けた。2003年には心筋梗塞で倒れ、一時は死の危険もあったが、なんとか一命を取り留めた。2001年から2019年まで、西田が局長を務めた『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)の元スタッフが語る。

「当時の西田さんは1日8箱のたばこを吸うヘビースモーカーで、お酒も大好き。大阪で時間のあるときはスタッフを引き連れ、酒場を何軒もハシゴしていました。心筋梗塞以前から糖尿病や高血圧もあったと聞いています。倒れた後は、西田さんが大ファンの吉永小百合さん(75才)から『たばこはやめてください』とのお手紙をもらって禁煙しました」

 2016年2月には自宅のベッドから転落したことで首を痛め、同年4月に頸椎亜脱臼の手術を受けた。その1か月後には胆のう炎が見つかり、オペに踏み切った。

「頸椎をけがした頃から脚やひざが痛くなって歩くことが難しくなり、普段から杖をついてゆっくり歩くようになりました。いくら隔週での収録とはいえ、東京と大阪の往復は体力的にかなりきついと本人から申し出があり、2019年11月に18年続けた『探偵!ナイトスクープ』を降板しました」(前出・元スタッフ)

 その後も、体調不良が癒えることはなかった。

「いまも持病の糖尿病を治療するため、定期的に都内の病院に通院しています。家庭では奥さんが付きっきりでサポートしていますが、自力で歩こうとすると脚がよろめくこともあります。それでも役者としての動きを少しでも取り戻そうと、空いている時間には都内病院で人目をしのび、リハビリやマッサージをすることがあるそうです。

 リハビリルームは貸し切りにし、リハビリ姿は病院スタッフでも最小限にしか見せない。役者として、役柄のイメージを崩したくないという俳優魂なんでしょう」(前出・西田の知人)

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