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緊急事態宣言解除前の東京・上野 飲み屋街はノーガードの密だった

緊急事態宣言解除前における東京・上野の飲み屋街の一角

緊急事態宣言解除前における東京・上野の飲み屋街の一角

 再延長された1都3県への緊急事態宣言の解除まで1週間を切った3月15日夜──。東京・上野では桜の満開前にガード下界隈が“満席”だった。

 上野駅付近の飲み屋街には、20時以降も営業する飲食店に客が押し寄せ、大行列。時短営業要請を受け入れた店が閉店するや、堰を切ったように客がその後も営業する店に押し寄せ、喧騒を極める様子はまるでお祭りのようだった。

 屋外の“テラス席”もあるが、マスクなし、アクリル板なしのノーガード状態なのは間違いない。

 22時過ぎには客と店のトラブルに警察官が駆け付ける“緊急事態”も発生。通行人からは「20時以降もこんなに大騒ぎで大丈夫なのか」(50代女性)と不安視する声も聞かれた。

 春の夜風に誘われ、仕事帰りにちょっと一杯の気持ちもわかるが、くれぐれも“密”にはご注意を。

撮影/内海裕之 取材・文/上田千春

※週刊ポスト2021年4月2日号

22時過ぎには客と店のトラブルに警察官が駆け付ける“緊急事態”も発生

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