「眞子内親王と小室さんが考えているのは、過去のトラブルの言い訳をするのではなく、すべてを正直に話して国民に認めてもらおうというやり方でしょう。モデルになるのはノルウェー王室のメッテ=マリット妃です。父親が麻薬常習者で服役していること、自身がシングルマザーであることなどを婚約会見で国民に伝え、その真摯な姿が共感を呼んで祝福されたケースです」(同前)
メッテ=マリット妃の婚約会見は2000年のことだった。妃は11歳の時に両親が離婚、少女時代から荒れた生活を送り、麻薬に手を染めた。20代でシングルマザーになったが、それをきっかけに麻薬を断ち、働きながら勉強してオスロ大学に進んだという苦労人だ。学生時代に知り合ったホーコン王太子とは大恋愛を経て結婚しないまま同棲し、その時にすでに国民に疑念を抱かせてしまった。そして、実父の服役や自身の麻薬歴がメディアで暴露され、国民の怒りは最高潮に達した。しかし、ブーイングのなかで開かれた婚約会見では、涙ながらに自身の過去の過ちや家族のこと、生い立ちのことを明かして国民に謝罪し、その姿が共感と同情を呼んで世論は反転したのである。翌年、国民に祝福されて結婚し、王太子との間に2子をもうけている。
小室氏にそれだけの覚悟があれば、国民を振り向かせることもできるかもしれない。記者会見のタイミングは「ニューヨーク州の弁護士資格試験が7月末にあるので、それを終えて一時帰国する時ではないか」(同前)とも言われている。