ドラマはクランクアップを迎えた
長瀬のスピーチを聞いた別の番組スタッフも感無量だったという。
「長瀬さんは撮影の最初の段階から、これが最後の作品という気負いを見せず、いつも通りに振る舞っていました。でも、やはり思うところはあったのでしょう。撮影の合間に、『本当の真価が問われるのは独立してからだ』と話していました。その状況について、緊張もするしワクワクするとも語っていましたよ。
今回、長瀬さんは与えられた俳優の仕事をこなしただけではありません。クランクイン前から脚本家やプロデューサーと何度も話し合いました。ドラマを一緒につくり上げたという手応えを感じ、それを表現したという思いが強いんです。その達成感から涙が出たのでしょう」
3月26日、ドラマは最終回を迎える。最後は笑顔か、それとも涙か──。
※女性セブン2021年4月8日号