まずは全員とLINE交換、その後流れで……
過去の話と思われがちだが、テレビの世界でも“枕営業強要”の実態は残っているようだ。テレビでよく顔を見かける人気MCでベテラン芸人のXは、自身の影響力をフル活用しているという。
「過去にも女性がらみのトラブルが報じられてきたXが女性好きなのは、業界では有名な話。番組のアシスタントの女の子は、Xさんのお気に入りかどうかで決まります。
ただ、あからさまに枕営業を持ちかけると、最近は訴えられるリスクがあることをXさんもわかっているので、まずは全員とLINEを交換して食事に誘う。その後、流れで性接触を試みます。それなら、断られても冗談で済みますし、うまくいけばもうけもの。段階を踏むことで告発されにくくなることを狙っているのでしょう」(前出・芸能関係者)
しかし、誘いを断った女性で長くアシスタントを続けた女性はこれまでいないという。芸能事務所もXの性質は把握しているため、キャスティングの話がきたら、事前にタレントに説明する事務所もあるほどだとか。誘う側の狡猾さは増す一方で、身を守る側もよくよく考えなくてはならない状況なのだ。マリエは、今回のインスタライブでこうも語っていた。
「何回も自分の夢のために体を売ったら早いんじゃないかって、思う瞬間なんていっぱいあるわけ。でも、それじゃ絶対に辿り着かない未来があるはず」
夢を抱いた被害者が恐怖と悔しさで震えるのはおかしい。被害者たちが声をあげ、さまざまな業界の加害者たちが震えるときが、もうそこまで来ているのかもしれない。
※女性セブン2021年4月29日号