芸能

有吉弘行の結婚に「いい人にはならないでくれ!」と高田文夫氏

高田文夫氏が有吉弘行との思い出を振り返る

高田文夫氏が有吉弘行との思い出を振り返る

 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、有吉弘行と夏目三久の結婚というめでたいニュースについて綴る。

 * * *
「有吉と夏目」という文字が大きくドーンと一面に載った途端、テレビのワイドショーでは女性タレント達がいきなり「有吉さんて本当は優しい人なんです」やら「ウラでは我々に凄い気を遣ってくれるんです」なんて、急にいい人になりやがった。どの面下げていい人なんだよ。俺も長いこと談志やたけしという東京のヒールと仕事もプライベートもつきあって来て、次は爆問太田と有吉だと楽しみにしてたのに、こんなお幸せニュースで芸もキャリアも大崩壊だ。

 ここ数年「散歩が趣味で」なんて言ってたけど、どうせこのコロナ禍、キャップかぶってマスクつけて歩いて彼女の家へ行きゃ一切バレないものな。どうだこのスケベー。10年前にニュースになった時から怪しいなと踏んでたんだよ。芸能界50年超、この大きな目はゴマ化せないよ。俺も毎週見ている『有吉の壁』だが、それより「夏目の壁」が相当厳しかったろうなと推測する。ヒッチハイクの時より厳しく険しい道程だったと思う。

 そもそも1989年に『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』が始まり、アシスタントとして松村邦洋や松本明子が喋っていた。それを面白がった日テレのディレクター連中が「二人を貸して下さい、3か月だけ」。

 おバカが二人で助けあって進める番組が面白がられ『進め!電波少年』は大ブレーク。少々弱ってきた処へ猿岩石を投入し、ヒッチハイク企画が大ヒット。帰ってきてCD『白い雲のように』を出せば113万枚(つくづく後悔。俺が作詞しときゃ、今頃孫にミルクも買ってあげられたのに)、たしか本『猿岩石日記』も250万部くらい売れたんでしょ(ああ俺がゴーストやっとけば孫におむつを)。

 人生なんて、そうそういい事ばかりじゃない。ブームはすぐに終わり、数年してまったく仕事はゼロ。テッペンからドン底へまっさかさまに落ちてデザイアー。

関連記事

トピックス

被害男性は生前、社長と揉めていたという
【青森県七戸町死体遺棄事件】近隣住民が見ていた被害者男性が乗る“トラックの謎” 逮捕の社長は「赤いチェイサーに日本刀」
NEWSポストセブン
体調を見極めながらの公務へのお出ましだという(4月、東京・清瀬市。写真/JMPA)
体調不調が長引く紀子さま、宮内庁病院は「1500万円分の薬」を購入 “皇室のかかりつけ医”に炎症性腸疾患のスペシャリストが着任
女性セブン
学習院初等科時代から山本さん(右)と共にチェロを演奏され来た(写真は2017年4月、東京・豊島区。写真/JMPA)
愛子さま、早逝の親友チェリストの「追悼コンサート」をご鑑賞 ステージには木村拓哉の長女Cocomiの姿
女性セブン
1980年にフジテレビに入社した山村美智さんが新人時代を振り返る
元フジテレビ・山村美智さんが振り返る新人アナウンサー社員時代 「雨」と「飴」の発音で苦労、同期には黒岩祐治・神奈川県知事も
週刊ポスト
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
【視聴率『愛の不時着』超え】韓国で大ヒット『涙の女王』 余命宣告、記憶喪失、復讐など“韓国ドラマの王道”のオンパレード、 華やかな衣装にも注目
【視聴率『愛の不時着』超え】韓国で大ヒット『涙の女王』 余命宣告、記憶喪失、復讐など“韓国ドラマの王道”のオンパレード、 華やかな衣装にも注目
女性セブン
公式X(旧Twitter)アカウントを開設した氷川きよし(インスタグラムより)
《再始動》事務所独立の氷川きよしが公式Xアカウントを開設 芸名は継続の裏で手放した「過去」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン
タイトルを狙うライバルたちが続々登場(共同通信社)
藤井聡太八冠に闘志を燃やす同世代棋士たちの包囲網 「大泣きさせた因縁の同級生」「宣戦布告した最年少プロ棋士」…“逆襲”に沸く将棋界
女性セブン