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2021.05.20 07:00  女性セブン

田村正和さん、死から1か月以上公表されず 「静かに逝きたい」の美学

田村正和さんが出演した名作ドラマの数々はどこまで再放送されるか(時事通信フォト)

田村正和さんの死を惜しむ共演者の声が多数届いている(時事通信フォト)

 神奈川県横浜市郊外にある広大な公園墓地。園内でも見晴らしがよく、ひときわ大きな墓所が集まる一角に、隅々まで手入れが行き届いた墓塔がある。その側面には《昭和六十三年 吉月吉祥日建立 田村正和》という文字が刻まれている。俳優・田村正和さんの「生前墓」である。

「親しくされているかたが自分のお墓を建てた縁もあり、田村さんは1988年に生前墓を建てられました。中国では『寿陵』といって縁起のよいこととされています。生前に建てた自分のお墓を守ることで、自身の長寿を願い、健やかに生き、人生の使命をまっとうするという意味があります」(霊園関係者)

 最近、その墓に変化が生じた。朱色に塗られていた「正和」の文字が、黒く塗りつぶされていたのだ。これは、その墓の建立者がすでにこの世を去ったことを示す──田村家と親しい関係者が声をひそめて打ち明ける。

「実は田村さんの葬儀は今年4月上旬に、ごく近しい親族のみで済ませたと聞いています。77才ですから、まだ若いですよね……」

 あれだけのスターの訃報であれば、通常は死後間もなくしてテレビが速報を打ち、新聞も大きく報じる。多くの関係者が哀悼の意を表し、故人を送るのが慣例だ。だが、訃報が報じられたのは、亡くなって1か月以上も経った5月18日だった。実は、その日の午前中、『女性セブン』記者は田村さんの親族に話を聞きに行った。

 田村さんの個人事務所を兼ねる東京・世田谷の自宅はひっそりと静まり返っていた。事務所の取締役でもある妻の和枝さん(80才)を訪ねたが、インターホンを鳴らしても反応はない。自宅から出てきた事務所関係者と思しき男性に声をかけるも、こちらを見向きもせずに立ち去った。

「田村さんは、2018年2月に放送されたドラマ『眠狂四郎The Final』(フジテレビ系)を最後に、事実上の隠居生活に入っています。現在、個人事務所に電話をかけても誰も出ません」(テレビ局関係者)

 田村さんは4人兄弟の三男で、4人とも俳優として活動していた時期がある。長男の高廣さんはすでに他界。次兄の田村登司麿さん(82才)を訪ねた。田村さんの逝去について聞くと、顔を伏せ「私は違います。人違いです。兄ではありません」と言い、自宅に駆け込んだ。四男の田村亮(74才)にも聞いたが、「田村正和」という名前を出した途端、「自分は田村亮とは違う」と、インターホンは切られた。

 もちろん、人違いではなく本人に聞いているのだが、親族は一様の対応だった。人知れずひっそりとその日を迎え、その後も静かに過ごしたい──この対応こそが、昭和、平成を駆け抜けた日本を代表する俳優の最後の願いでもあった。

※女性セブン2021年6月3日号

田村正和さんの私生活はあまり公にならなかった

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Tシャツ姿で街を歩く田村正和さん

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近年は仕事をセーブしていた(2012年撮影)

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