インスタで宣伝したYouTube〈【総工費5億円】銀座一流クラブ「Nanae」で曜子ママに!?〉という投稿は、更新から1日足らずで既に再生回数17万を超えている。今回の騒動を逆手に取ってバズらせた格好だ。
「かつての松田聖子のようなタフさを感じますね。恋人・郷ひろみとの破局、年下外国人男性とのスキャンダル、神田正輝との離婚……、ネガティブなことも全てパワーに変えてきた。叩かれて嬉しい人なんていないし、本人は嫌だと思いますよ。でも、芸能人はネガティブな話題も利用するくらいの根性がないとやっていけない。知名度や規模は違いますが、熊田は『令和の松田聖子』と呼ばれてもおかしくない。自己分析に長け、時代を読んで、SNSを巧みに使いこなしています」
アンチの多さは注目度が高い証拠か
一方で、このしたたかさ、あざとさがアンチに火を着けている側面もある。ネットでは熊田に対するバッシングの書き込みも目立つ。なぜ、熊田にはアンチが群がるのか。その遠因は、2012年に発覚した『ペニーオークション騒動』にあるのではないだろうか。
ペニオク騒動では、複数のタレントがあたかも商品を落札したかのようにブログで宣伝し、謝礼金を受け取っていたことが明らかになり、大きな注目を集めた。
当時、熊田は所属事務所を通じて、実際には落札していないにもかかわらず、オーブンを5220円で落札したとブログに掲載したと認めている。2012年12月14日付の『日刊スポーツ』では、〈当時のマネジャーが退社しており、謝礼金や商品を受け取ったかなど詳細は分からず、確認中という。関係者は「当時このようなサイトだとは思っておらず今思うとより注意をしなければいけなかった」と話した〉と書かれていた。今もネットで熊田に関する記事が上がれば、ペニオクについて触れる書き込みが絶えない。
この騒動で実質的に芸能界から身を引いた人もいる中で、熊田が活動を続けていることに反感を覚えている人もいるのかもしれない。だが、そうしたアンチの存在が、熊田にプラスにに働いている感すらあるという。