顔にこんなサインが出たら要注意!
このほか、顔色が「白く」変化したら気管支喘息や肺がんなどの呼吸器系疾患、貧血が疑われる。
「軽度から中度の貧血では、ヘモグロビン不足から顔の赤みが減り白っぽくなります。一方、重度の貧血では顔色から赤みが消えて淡黄色となり、皮膚のカサつきやむくみを伴うことがある。成人の重症貧血は体内で出血している可能性があるので、胃や十二指腸の潰瘍、がんなどの有無を検査したほうがよいでしょう」
病気の予兆は「顔色」のほか、目や耳、口などからも見つけることができるという。
「例えば、片方のまぶたが重い、十分に閉じないという場合は、脳卒中など脳疾患が疑われます。脳に異変が起きて神経の働きが低下すると、左右どちらかのみに症状が現われることがあります」
まぶたに手で触れれば分かる、こんな症状も見逃せない。
「目を閉じてまぶたを軽く押さえた時に硬さを感じたら、緑内障を疑います。緑内障は進行しても自覚症状が少なく、失明原因のトップでもあるので、少しでも異変を感じたら眼科での検査をお勧めします」
※週刊ポスト2021年7月9日号