日常的なコミュニケーションアプリとして、国内では8800万人が使用しているというLINE。手軽だからといって、どんなメッセージでも送っていいというわけではない。深く考えずに送ったメッセージが、相手を怒らせているかもしれないのだ。こんな実例もある。
「幼稚園のママ友に、夏休みの予定を聞いたところ、その質問には答えず、金持ちアピールのマウンティングラインが送られてきて、イラッとしました」(38才・主婦)
このように、発言の意図を考えず、言葉尻をとらえて返信するとトラブルになりやすい。ビジネスマナー講師の鈴木真理子さんが説明する。
「“私なんて~しかない”といった謙遜した表現は、使い方次第で侮辱と受け取られることも。せめて、“今年の夏休みはどこにも行きません。いつかみんなで海外旅行に行けたら素敵だよね”などなら、好意的に受け取られていたはず。ママ友とは、友達ではなく、あくまで“子供の友達の親”。距離感を間違えず、職場の人間関係と同等にとらえて、不快感を与えないよう気をつけましょう」(鈴木さん)