ゲームのアップデートは第2の壁
オンラインゲームにはアップデートがつきものだ。「Fortnite」も例に漏れず、軽微なバグ修正から大型アップデートまで、様々な種類のアップデートが提供される。ゲーム自体の初回ダウンロードが最初の壁だとすれば、アップデートは第2の壁と言えそうだ。大型アップデートとなると、ダウンロードにかなりのデータ通信を必要とすることは間違いない。
「Fortnite」の場合、数か月単位でシーズンが変化するため、定期的に大型アップデートを行う必要がある。PC版のアップデートを行う場合、おおよそ8〜11GBほどのデータをダウンロードすることがあるので、それだけで通信制限にひっかかってしまう可能性も少なくない。
PlayStation 4/5やNintendo Switchなどその他のプラットフォームにおいても、PC版ほどではないにせよ、それなりに大きなサイズとなってくるため、通信制限の対象となる可能性を考慮したほうがよさそうだ。
「プレイ動画の配信」には不向き
近年、ゲームをただプレイするだけではなく、プレイ動画を動画サイトで配信するという楽しみ方も増えている。こういったケースでもモバイルWi-Fiを利用してゲームプレイを配信することは可能だが、あくまで「可能」というだけで「向いている」とは言えない。
なぜならゲーム配信は画質が高くないと視聴者側も視聴しづらいため、おのずと高画質での配信が求められるからだ。
YouTubeライブをする場合、ただでさえ1時間あたり約1GBほどのデータ通信を消費する。配信時間が長くなってくると、通信制限を受けてしまう可能性も出てくるだろう。もちろん、ライブ配信の画質を低めに抑えれば、そのぶん通信に必要な消費も少なくなる。しかし、前述した通り、低画質での配信は非常に見づらいため、配信しても視聴者がいないという本末転倒な結果になりかねない。
動画のアップロードやライブ配信を頻繁に行いたいなら、光回線を利用するに越したことはない。それでもモバイルWi-Fiですべてを賄いたいということであれば、上りの通信速度が速い端末を検討しよう。実測値で20Mbpsあれば、快適な配信やアップロードを行うことができるはずだ。