『東京パラリンピック2020』聖火リレー。東京都最終日の「都内到着式」で最終走者を務めたのは「新しい地図」の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾だ。
3人は2018年より「国際パラリンピック委員会」(IPC)特別親善大使を務めており、これまでにも様々なシーンで、東京パラリンピックとパラリンピアンを応援してきた。
特に香取は、一般紙でパラリンピアンとの対談連載をもっているのをはじめ、自身の絵画を「パラサポセンター」(パラリンピックの競技団体が入る『日本財団』内の施設)に寄贈したり、パラリンピック競技の奥深さと面白さをメディアで伝え続けてきたものだ。
聖火リレーの直後も、自身のInstagramで、黄色と白のユニホームを着てトーチを片手にした稲垣、草なぎとのスリーショットを公開。「聖火リレー最終ランナーを務めさせていただきました!#パラリンピック #tokyo2020今日開幕です! テレビの前やSNSで一緒に応援しましょう」と呼びかけた。加えて、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で誕生した『カツケンサンバ』の動画も披露。
さらには、パラリンピックをぬりえで応援する企画がスタートすることも午後4時、情報解禁になった。
ほぼ同時刻、華やかなオープンカラーシャツに着替えた香取の姿が、東京の丸の内・仲通りにあった。8月25日にリフレッシュオープンする『JANTJE_ONTEMBAAR(ヤンチェ オンテンバール)』(以下、J_O)の内覧会に電撃出席したのである。
取材に来ていたメディアの中には「香取は来ない」と聞かされていた者も多く、まず、ビックリ仰天。その後は、共にディレクションを務めるカリスマスタイリスト&ファッションエディターの祐真朋樹氏と共に、商品の説明に回っていた。
ハイブランドの旗艦店がひしめき合う丸の内の仲通りに
これまで同店は、帝国ホテルインペリアルタワーの1階にあった。CHANELをはじめ、ハイブランドばかりが入るビル内で、コロナ禍となる前から、入店制限や予約制をとっていた店を筆者は他に知らない。それほど人気を博した『J_O』が、今度は『HERMES』をはじめ、これまたハイブランドの旗艦店がひしめき合う丸の内・仲通りへ移転したのである。
取材の合間、香取が一人、店外に出て、お客目線でショーウィンドーや店内をじっくり眺めていたのが印象的だった。庶民には敷居が高く、どこか入りづらい店が並ぶ仲通りにあって、『J_O』はスケルトンと言っていいほど、通りから中が丸見え。さらには、多くの服やバッグなどが並ぶ他店とは異なり、余裕をもったアーティスティックなディスプレーも目玉になっている。
2021年のS/S(春夏)コレクション発表前には、コロナ禍で「服は作れないのではないか」と祐真氏と語り合ったこともあったという香取。だが、結果、「NEW WORLD」と「SAKURA」と名付けられたアイテムを作れたことで、「今までの嬉しさとは、ちょっと違う」感覚を味わったのだという。