芸能

みのもんたが語る銀座「マンションをあげた話?当然のエチケットだよ」

銀座を愛するみのもんた

銀座を愛するみのもんた

 松方弘樹が演じて映画にもなった銀座の“伝説の黒服”奥澤健二氏は、「銀座で自分のお金で飲んでいた芸能人は、みのさんくらい」と述懐する。コロナの影響でその姿を変えてしまった銀座で、数々の逸話を残してきたみのもんた(77)が、“夜の蝶”たちとの思い出と今の関わりについて語った。

 * * *
 銀座に行くと大体4~5軒は回るのよ。特に「麻衣子」に「グレ」に「ル・リアン」にはよく行ったなあ。新橋の電通通りを右に左に歩いて数寄屋橋までたどり着く。それでやっとお開きってパターンが多かった。

 神戸一郎の『銀座九丁目水の上』(1958年)がヒットしたけど、“銀座9丁目”という住所はなくて、銀座と新橋の間のあたりのこと。当時は川で、ヨットハーバーがあった。ネオンサインの間からヨットがチラチラと見えてそれは良い雰囲気でしたよ。

 渡哲也さんと初めてお会いしたのも銀座。僕がまだフリーになったばかりの頃、渡さんは錚々たるメンバーと飲んでいた。僕を見つけると他の人は座ったままなのに渡さんだけ立ち上がって、『一度お会いしたかったです。渡です』って。惚れちゃうよ。感激したよ。そこからはよく“アニキ!”って声かけて、合流して飲んだもんだよ。それに梅沢富美男さんや高田純次さん、古舘伊知郎君、このあたりがレギュラーだね。

92歳で死んだ「親父譲り」の遊び方

 芸能人で自分の金で飲んでたのは僕だけだって? そんなの当たり前じゃないの。一時、派手にお行儀悪く飲む人たちもいたけど、みんな消えちゃった。自分で汗水垂らして稼いだ金で飲む酒が一番美味しいし、支払いの時は“必ず帰って来るぞ”と願いを込める。そうやって飲む人だけが残る世界だと僕は思うね。

 ここ2年ほど、銀座には出ていない。コロナが収束するまで銀座への想いを抱きながら待ちます。その代わりと言ったらなんだけど、銀座のお店の子とお食事に行ったりすることはある。彼女たちは教養があって趣味や考え方が近い人が多いから話が合うんですよ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
フリー転身を発表した遠野なぎこ(本人instagramより)
「救急車と消防車、警官が来ていた…」遠野なぎこ、SNSが更新ストップでファンが心配「ポストが郵便物でパンパンに」自宅マンションで起きていた“異変”
NEWSポストセブン
モンゴルを訪問される予定の雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、「灼熱のモンゴル8日間」断行のご覚悟 主治医とともに18年ぶりの雪辱、現地では角界のヒーローたちがお出迎えか 
女性セブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
「『逃げも隠れもしない』と話しています」地元・伊東市で動揺広がる“学歴詐称疑惑” 田久保真紀市長は支援者に“謝罪行脚”か《問い合わせ200件超で市役所パンク》
NEWSポストセブン
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
児童盗撮で逮捕された森山勇二容疑者(左)と小瀬村史也容疑者(右)
《児童盗撮で逮捕された教師グループ》虚飾の仮面に隠された素顔「両親は教師の真面目な一家」「主犯格は大地主の名家に婿養子」
女性セブン
組織が割れかねない“内紛”の火種(八角理事長)
《白鵬が去って「一強体制」と思いきや…》八角理事長にまさかの落選危機 定年延長案に相撲協会内で反発広がり、理事長選で“クーデター”も
週刊ポスト
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン