国内

最新銀座事件簿「数百本の祝花が路上を占拠」「明日花キララが殴り込み」

ずらりと花の行列が…

ずらりと花の行列が…

 コロナ禍で客足がぱったりと途絶え、苦況にあえぐ夜の街・銀座。はたして今の銀座のクラブはどうなっているのか、大人の社交場の最新事件簿を紹介しよう。

 6月某日、並木通り沿いに数百本の花が並び周囲を仰天させた。銀座評論家の堂満謙一氏が言う。

「これは昨年6月に福岡・中洲から銀座に進出した彩花ゆいさんの誕生日を祝う花です。入店から12日間で1000万円を売り上げたそうです」

 そして翌月、またもや大量の祝花が並んだという。老舗バーのママが語る。

「銀座歴の長い子が独立した開店祝いで300本の花が並木通りに並んだんです。当日は花が公道にはみ出したことで警察が注意する一幕もありましたが、中洲の女に対抗した銀座の女の心意気を見た気がして、私まで元気になりました」

 銀座には花が似合う。そんななか、タレントで実業家の明日花キララが銀座にキャバクラ『J-VOGUE』と女性が私服などでサービスする自由なサロン『SALON ONE MILLION』の2店舗を開店。伝統の街に殴りこみをかける。

「歌舞伎町でも六本木でもなく銀座を選んだのは、再開発中の銀座は若い女性にとって憧れの街であるべきなのにその魅力に気づいていなくて、若い人に発信力のある私なら、変えられると思ったからです。銀座のクラブは平均寿命11か月といわれますが、3年後には明日花キララ=銀座と呼ばれるように頑張ります」

 銀座を取り巻く環境のもう1つの問題が再開発だ。

「高級クラブが集う『並木通り』を中心に老朽化したビルが多く、建て替え時期が迫っている。再開発の計画が少なくないが、新しいビルはブティックなどがメインで“クラブNG”の流れが加速している」(不動産関係者)

 銀座のバー「ザボン」の水口素子ママはこう嘆く。

「2019年にビルの建て替えと、新しい建物にクラブは入居不可と言われ、店を引っ越すことになりました。このあたりでは、同じようにクラブ不可の建て替えが進んでいくと聞いています」

 刻一刻と銀座の街は変貌を続けているのだ。

※週刊ポスト2021年9月17・24日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
3月末でNHKを退社し、フリーとなった中川安奈アナ(インスタグラムより)
《“元カレ写真並べる”が注目》元NHK中川安奈アナ、“送別会なし”に「NHK冷たい」の声も それでもNHKの判断が「賢明」と言えるテレビ業界のリスク事情
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
第一子誕生の大谷翔平、広告出演オファー殺到でスポンサー収入200億円突破も ベビー関連・ファミリー関連企業から熱視線、争奪戦早くも開始か 
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
金メダル級の演技(C)NHK連続テレビ小説「あんぱん」NHK総合 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
朝ドラ『あんぱん』で“韋駄天おのぶ”を演じる今田美桜の俊足秘話 「元陸上部で中学校の運動会ではリレーの選手に」、ヒロイン選考オーディションでは「走りのテスト」も
週刊ポスト
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
(撮影/田中麻以)
【高市早苗氏独占インタビュー】今だから明かせる自民党総裁選挙の裏側「ある派閥では決選投票で『男に入れろ』という指令が出ていたと聞いた」
週刊ポスト
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《ベイビーが誕生した大谷翔平・真美子さんの“癒しの場所”が…》ハワイの25億円リゾート別荘が早くも“観光地化”する危機
NEWSポストセブン
公然わいせつで摘発された大阪のストリップ「東洋ショー劇場」が営業再開(右・Instagramより)
《大阪万博・浄化作戦の裏で…》摘発されたストリップ「天満東洋ショー劇場」が“はいてないように見えるパンツ”で対策 地元は「ストリップは芸術。『劇場を守る会』結成」
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン