国内

人間はウイルスに感染することで進化した 遺伝子に残る痕跡

ウイルスも変異を繰り返し生き残ろうとする(国立感染症研究所提供。時事通信フォト)

ウイルスも変異を繰り返し生き残ろうとする(国立感染症研究所提供。時事通信フォト)

 人や動物はなぜウイルスに感染するのか。ウイルスは人の命を無慈悲に奪う存在ではあるが、生物の進化とも深い関わりがある。

 小林よしのり氏(漫画家)と井上正康氏(大阪市立大学名誉教授・医学者)の対談本『コロナとワクチンの全貌』(小学館新書)より、自然界にウイルスが存在する理由を語った部分を抜粋して掲載する。

 * * *
小林:みんなね、「ウイルスとは病気を引き起こす恐ろしいもの」としか捉えていないんですよね。わしは新型コロナウイルスが入ってきて、大騒ぎになったときに、自分で統計データを調べたり、「この人なら」と思える人に話を聞いたりしてきたんですが、「そもそもウイルスとは何か」ということも勉強してみたんですね。

 そしたら、我々人間の遺伝子には、ウイルス由来の遺伝子が組み込まれていると知って、 衝撃を受けたんです。遺伝子というのは親から子へ、垂直に伝わるものだと思っていたら、 横からウイルスによって水平に入ってくることもあるんだと。

井上:遺伝子の進化には垂直と水平の経路があるわけですね。

小林:遺伝子が横から入り込んでくることにビックリした。

井上:親から子への垂直が99.9%以上でメインストリームですが、ごく稀に横から入ってくるんですね。

関連記事

トピックス

【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
『教場』では木村拓哉から演技指導を受けた堀田真由
【日曜劇場に出演中】堀田真由、『教場』では木村拓哉から細かい演技指導を受ける 珍しい光景にスタッフは驚き
週刊ポスト
どんな演技も積極的にこなす吉高由里子
吉高由里子、魅惑的なシーンが多い『光る君へ』も気合十分 クランクアップ後に結婚か、その後“長いお休み”へ
女性セブン
各局が奪い合う演技派女優筆頭の松本まりか
『ミス・ターゲット』で地上波初主演の松本まりか メイクやスタイリングに一切の妥協なし、髪が燃えても台詞を続けるプロ根性
週刊ポスト
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
三浦瑠麗(本人のインスタグラムより)
《清志被告と離婚》三浦瑠麗氏、夫が抱いていた「複雑な感情」なぜこのタイミングでの“夫婦卒業”なのか 
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン