応募からデビューまでの道のり
歴代司会者はトップタレントばかり
チャンスを掴もうと必死の参加者と、厳しい講評を行なう審査員。その間に立って番組を進行する司会者には明るさと機転、そして参加者に寄り添う優しさが求められた。初代司会(1971~1980年)を務めた萩本欽一はうってつけの人物だったが、その後は谷隼人・タモリ(1980~1981年)、坂本九・石野真子(1981~1982年/石野は1981年9月に降板)、横山やすし・西川きよし(1982~1983年)へと引き継がれた。
番組が終了した1983年までの12年間で、応募総数は200万通、番組出場者は5500組、デビューは88組92人。今も一線で活躍するスターを多数送り出した功績はあまりにも大きい。
取材・文/濱口英樹
※週刊ポスト2021年10月29日号