芸能

石田ゆり子 犬猫の保護活動に熱心でも、動物番組がオファーできない理由

「ねこ」と書かれた紙袋もキュート

「ねこ」と書かれた紙袋もキュート(写真は2020年8月)

「ちびた」と名付けられた赤ちゃんが一生懸命、ほ乳瓶に入ったミルクを飲むたび、石田ゆり子(52才)は愛おしそうにその姿を見つめる。「ミルクボランティア」──拾われたり、保健所に預けられたりした子猫を里親に届けるまで育てることをいう。石田はいま、この活動に多くの時間を割いている。

「朝晩問わず2~3時間おきにミルクを与え、体調を崩したらすぐに病院に連れていき、一般家庭で飼育できる程度まで育て続けます。体力もフットワークも求められるので、ただの猫好きには務まりません。石田さんは5年前にもやったことがある経験者です」(動物愛護団体関係者)

 その日々を石田はインスタグラムで発信している。女優として多忙な毎日を過ごしながらの奮闘に、ファンからは「毎日おつかれさまです!」「大きくなりましたね!」というコメントが書き込まれているが、その熱視線はテレビ業界からも送られている。

「人気女優にかわいい猫という組み合わせは視聴率がとれますから、各局の動物番組が出演オファーの機会をうかがっています。ただ、最近は実際にオファーを出すケースはほとんどないと聞きます。むしろ、オファーできないと言った方が正しいかもしれません」(制作会社関係者)

 石田はもともと、「ちびた」以外の5匹の保護猫と1頭の愛犬と共に暮らすほどの動物好きとして有名だ。しかし、動物関係のテレビ番組への出演は驚くほど少ない。

「去年の3月に『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)に愛犬と出演していましたが、過去5年間でそれぐらいじゃないかな。そのときも、自身が吹き替えを担当した映画の宣伝を兼ねての出演でした」(テレビ局関係者)

 なぜ、動物番組は彼女にオファーを出せないのか。

「彼女のように、芸能活動と同じぐらい動物の保護に真剣に向き合っている人にとって、動物番組とは考えが相いれない部分があるからです。バラエティー番組である以上、愛玩動物としてのかわいらしさをアピールする映像がメインとなりますよね。保護活動のシーンばかり流していては視聴率がとれないから。その結果、責任感のない飼い主を生み出し、捨て猫たちを増やしているという可能性も否定できないでしょう」(前出・制作会社関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン