生々しい行状を示した処分の通知(東京都教育庁から出されたもの)
卒業生と性行為
同じく多摩地域の中学校に勤務する32歳の男性教師は、元教え子と不適切な行為に及んでいた。
〈平成28年12月頃の日から平成30年1月上旬頃の日までの間に、当時自宅において、当時勤務校の卒業生である当時高等学校の女子生徒と性行為を行うなどした〉
問題とされた期間は1年以上にわたる。前出のガイドラインでは、児童・生徒に対する性的行為については「同意の有無を問わず、性行為を行った場合(未遂を含む)」「同意の有無を問わず、直接陰部、乳房、でん部等を触わる、又はキスをした場合」ともに「免職」となっており、この男性教師も懲戒免職という厳しい処分を下された。
ほかの2件は、金銭に関するスキャンダルだ。1件は、事務手続きで他の教員らに渡すべき現金などおよそ56万円を渡さずに、自宅に持ち帰って放置していたというもの(停職3ヶ月)。もう1件は、出張旅費1002円を不正に受給したなどというものだ(戒告)。
もちろん、ほとんどの教職員は真面目に生徒・児童のことを考え、年々増えていく業務に向き合いながらも指導にあたっている。一方で、教員のスキャンダルが跡を絶たないのも実態だ。子供を学校に通わせる親にとっては、心配は尽きない。