「京セラドームは東京ドームと同じような傾斜と言われているので、オリックス投手陣が戸惑うことはあまりないと思います。ヤクルトの中継ぎでは大西広樹や梅野雄吾、近藤弘樹が登板数こそ少ないですが、今季東京ドームで自責点ゼロでした。大下佑馬、後半リリーフに回ったスアレスもともに2.70と悪くない。ただ、梅野と近藤は日本シリーズ出場資格者名簿の40人に入らなかった。
3戦から5戦まではできるだけ先発投手に頑張ってもらって、中継ぎを使う場合は東京ドームと相性の良い投手を総動員して乗り切るという考え方もあるかもしれません。他に東京ドームでのヤクルトの良い点を挙げるとすれば、主砲の村上宗隆が打率4割、5本塁打、OPS(出塁率+長打率)12割超えと爆発している。シーズン前半戦最後の巨人との2連戦で2試合連続2桁得点を挙げたように、打ち勝つ野球に持ち込みたいところです」
ヤクルトの本拠地・神宮球場で開催できない影響がどう出るか。