(GettyImages)

浴槽に水をためてドアを開放すれば湿度はUP(写真/Getty Images)

 リビングに加湿器を設置する際は、「部屋の中央」が基本だという。

「効率よく加湿するためには、加湿器は部屋の真ん中に置いてください。またエアコンと併用する場合は、エアコンの風の通り道に設置すると、水蒸気を含んだ空気を部屋中に拡散できます」(一石さん)

 エアコンの正面側の壁近くに加湿器を設置すると、エアコンの風と加湿器の空気がうまく循環して、効率よく室内を加湿できるとされる。

 ただし「結露」には気をつけたい。

「加湿器を用いて空気中の水分量が増えると、窓や壁に接触した空気が冷やされて水滴となる『結露』が生じます。これを放置すると、黒カビや青カビなどが発生します。

 特にドアノブや窓のサッシが金属製の場合、温度差で結露が起きやすいので、窓ガラスやサッシにエアパッキンを張ったり、カーテンを二重にして結露を防ぐ必要があります」(宋さん)

 壁近くや窓際に加湿器を設置すると、結露を招くので部屋の中央に置きたいというわけである。結露すると、せっかくの水分が奪われるので、効率的に加湿できるという面もあるのだ。

「睡眠中、加湿器を使った方がいいのか」

 そう悩む人は多いだろう。答えは「NO」だという。

「就寝時に加湿器をつけっぱなしにするのはよくありません。深夜から明け方にかけて部屋の温度が下がるため、加湿器をつけていると湿度が上昇しすぎて、結露が発生しやすくなります。

 もし気になるようでしたらタイマーつき加湿器での対応が無難です。その場合、2時間ほどが目安でしょう」(一石さん)

 加湿器がないという家庭でも、工夫次第でしのげる。

「濡れた洗濯物を部屋干ししたり、濡れタオルを室内にぶら下げれば加湿器の代わりになります。キッチンでお湯を沸かしたり、観葉植物に霧吹きで水を与えたり、浴槽に水をためてドアを開放すれば、湿度を上げる効果が期待できます」(一石さん)

※女性セブン2021年12月2日号

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