正体は男性6人組のエンタメ・グループ(YouTubeより)
また、草野氏によれば2次元と3次元両方でライブ活動を行うところが「すとぷり」の特色だという。
「すとぷりを語る上で欠かせないのがライブ活動です。ネット上ではメンバーがイラストで描かれていますが、ライブや握手会では顔出しをしてファンとリアルに対面しており、彼らもそういう場を大切にしています。
またAR技術を巧みに使ったバーチャルライブも行っており、直接会いに行けないファンも一体となってライブを楽しめる機会を作っています。
ネット上でもリアルでも、彼らはファンファーストです。感謝の言葉を忘れず、常にファンを喜ばせることを考えている姿勢は、まさに“王子様”。それこそが一番の魅力であり人気の理由だと思います」(草野氏)
コロナ禍でライブ・エンタテインメントのあり方が変化する中、2次元と3次元を行き来しながらインディペンデントに情報発信を行い、つねに“ファンファースト”の精神で活動を続けているところが、「すとぷり」人気の秘訣と言えるのではないだろうか。
◆取材・文/細田成嗣(HEW)