芸能

日本野鳥の会による紅白歌合戦の「客席審査カウント」は6回だけだった

紅白

日本野鳥の会の客席審査のカウントが名物に(写真は2003年の紅白)

 今年で72回目の開催となるNHK紅白歌合戦。その名物といえば、客席審査のカウント。なかでも印象に残っているのが、日本野鳥の会ではないだろうか。

 だが、日本野鳥の会が担当したのは1981~1985年、1992年の6回のみ。それ以降は、2003~2012年の機械集計を除いて、麻布大学野鳥研究部が行っている。

「野鳥の会=紅白の客席カウントというイメージが強いみたいで、野鳥の会に入っていると言うと『紅白ね』と、よく言われます」

 そう話すのは、1992年に客席カウントを担当した、日本野鳥の会神奈川支部の荒巻彰さんだ。

「私と妻を含め、男女各9名が参加しました。会場のNHKホールは客席が3階まであり、各階を、通路を隔てて左・中央・右と3つの計9ブロックに分け各ブロックの赤を女性、白を男性が数える仕組みです。

 1ブロックは400席強で、数える時間は1分でしたが、当日は時間が押していて、たった40秒。リハーサルは2回やっていますが、スモークもたかれていて見づらく、大変でした」(荒巻さん)

 報酬はなかったが、双眼鏡、紅白のジャージー上下、記念品のボールペンがもらえ、いい思い出になったそうだ。

取材・文/北武司

※女性セブン2022年1月6・13日号

紅白

客席審査カウントのお礼品の双眼鏡

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
麻辣湯を中心とした中国発の飲食チェーン『楊國福』で撮影された動画が物議を醸している(HP/Instagramより)
〈まさかスープに入れてないよね、、、〉人気の麻辣湯店『楊國福』で「厨房の床で牛骨叩き割り」動画が拡散、店舗オーナーが語った実情「当日、料理長がいなくて」
NEWSポストセブン
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
50歳で「アンパンマン」を描き始めたやなせたかし氏(時事通信フォト)
《巨大なアンパンマン経済圏》累計市場規模は約6.6兆円…! スパイダーマンやバットマンより稼ぎ出す背景に「ミュージアム」の存在
NEWSポストセブン
保護者を裏切った森山勇二容疑者
盗撮逮捕教師“リーダー格”森山勇二容疑者在籍の小学校は名古屋市内で有数の「性教育推進校」だった 外部の団体に委託して『思春期セミナー』を開催
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
NEWSポストセブン