感染症対策の情報を発信している岡田晴恵・白鴎大教授

感染症対策の情報を発信している岡田晴恵・白鴎大教授

Q. 海外と比べれば日本はまだ大丈夫?

A. 日本も要注意です。1月11日に岸田総理が高齢者のワクチン3回目接種を前倒しして、3月以降に一般分についても前倒し、さらに対象外だった12歳未満の子供へのワクチン接種を始めることなどを表明しました。が、国民の多くが3回目接種する前に、オミクロンの流行、第6波が来る状況になっています。

 日本は65歳以上の高齢者人口の割合が29.1%。現在の感染者が若い世代中心だとしても、その後に親世代、さらに祖父母世代と広まっていく。ワクチンを打ってそう時間が経っていない若い世代から、2回目接種から6か月以上経った高齢者にオミクロン株の感染拡大が到達するとどうなるのか。「軽症」だと楽観視はできません。

(第3回につづく)

【プロフィール】
岡田晴恵(おかだ・はるえ)/共立薬科大学大学院修了後、順天堂大学で医学博士を取得。国立感染症研究所、ドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所、経団連21世紀政策研究所などを経て、白鴎大学教授。専門は感染免疫学、公衆衛生学。テレビやラジオへの出演、専門書から児童書まで幅広い執筆などを通して感染症対策に関する情報を発信している。

※週刊ポスト2022年1月28日号

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