菅田将暉ら兄弟の成長の過程で、「怒らないキャンペーン」を始めたという母・好身さん(左。右は父の新さん)
新:自分も裸にならないとあかんのかと思ったのか、服を全部脱いでしまってね(笑)。3歳半の子供なりに、赤ちゃんに合わせなあかんと思ったんだろうね。それで産まれて数分後の赤ちゃんに向かって、ウルトラマンや仮面ライダーの人形を持って、「あそぼー!」と声をかけていた。
好身:ある程度大きくなってきたら、お風呂も3兄弟で入ってくれて。抱っこして頭を洗ってくれたりして。父親が忙しくて家に居ない時も多かったので、お父さん代わりですね。長男が中学時代は、いつも弟たちの寝かしつけをやってくれていた。定期テストの直前でも、末っ子をトントンして寝かしつけながらテキストを読んでいた。もう当たり前のことだったので、小さいパパみたいな感じでした。
新:兄弟みんなで協力する、というのを当たり前の環境にしていたもんね。兄弟で喧嘩したこともない。
好身:大掃除とかもみんなで並んで雑巾掛けしたり。お父さんが外で頑張って働いてくれてるから、屋根のある家に住んでいる。できることは家族で協力してやろうっていうのは、小さい頃から言ってきていました。お手伝いについては、「嫌なことでもやるという免疫力がついた。面倒臭いこと、やりたくないけど自分にメリットのあること、これをいかにやるかが仕事の中でも対人関係においても大切」と長男も言っていました。